2017/06/05
だいぶ暑くなってきましたね!
今年の夏は猛暑ということで今から憂鬱な気分です。
せめて、ゴーヤーがたくさん採れるといいなと思います。
今は学校健診結果を持参された患者さまで外来診察が賑わっている
今日この頃です。
*学校健診では視力悪かったのに眼科で測定したら悪くなかった。
⇒学校と眼科では測定環境が異なるためこのような結果が出てしまいます。
・明るさが足りなかった。
・集中できなかった。
・強く目をこすりすぎてしまった。
・検査をする前に近くを見すぎて、目が疲れていた。等
*健診結果通り、視力が悪かった。
⇒普段はぼやけた世界で見ていることに慣れているため、
視力が悪いことに気が付かなかった。
・検査をして見えていないことが発覚した。
・目を細めてなんとか見ていた。等
*学校で測定しても、眼科で測定しても視力が悪かった。
⇒視力検査には、裸眼視力(らがんしりょく)と矯正視力(きょうせいしりょく)
というのがあります。
・裸眼視力は、レンズを入れないでどの程度見えているかの視力。
・矯正視力は、レンズ(遠視・近視・乱視のレンズを入れて見えている視力。
裸眼視力は、遠視・近視・乱視の程度や、体調変化で日々変化します。
眼科で重視しているのは【矯正視力】です。
矯正視力が出ていれば、その目は見る機能が得られている目です。
矯正視力が出ない場合には、何かの病気や心因性の問題などが考えられます。
*遠視・近視・乱視の度数
⇒裸眼視力が悪い原因として、【遠視・近視・乱視】がある場合があります。
度数が強いほど、裸眼視力が不良になります。
レンズを合わせて矯正視力が出ていれば目の機能は得られていますが、
本人が不自由と感じるようなら眼鏡が必要となります。
さまざまな原因が指摘をされておりますが、小学生の年齢で一番注意しなければ
ならないのが【近視】です。
ゲーム・スマホ・タブレットなど近くを見ることが多い現代。
長時間近くを見ることで近視が進行すると言われています。
当院では近視進行予防として下記の注意点をご説明させていただいております。
*ゲーム、読書等の近くを見る作業は30分したら休憩!
*手元用のライトを追加し、明るくして見る!
*休憩中は5m以上先離れたところ。空や遠くの景色を見る!
*姿勢を正しく、寝転んで近くを見ない!
これらを守れば、近視の進行はほとんどが予防できます。
近視が強くなると病気を発症する危険性があります。
小さい時から目の使い方に注意して目を大切にしましょう!