2016/07/04
現在での学校検診では希望者のみに行っているという【色覚検査】。
年代によっては学校検診で全員に検査をしたという方もいるでしょう。
色覚の異常とは、どんな状態?
“物を見る”という機能は、視力・視野・色覚の三つに支えられています。視力は細かい物を見分ける力、視野は同時に見渡せる範囲、色覚は色を識別する感覚のことです。
視細胞の機能に異常を来たすと色を識別しにくくなり、それを【色覚異常】と言います。
先天色覚異常と後天色覚異常
当院での色覚検査
色覚異常との付き合い方
今の医学では先天性の色覚異常を治すことはできません。
しかし、色覚異常は色の見え方が違うだけで悪化する心配はありません。
自分の色覚の“くせ”を知っておくことが大切。
間違えやすい色、区別が付きにくい色は人それぞれ異なります。
検査をして自分の色覚の“くせ”を理解することで、誤認しやすい色や状況、注意するべきポイントがわかるようになります。
就職、進学の際に色覚異常が妨げになることがあるので、早めに検査をして把握しておくことが大切です。
年代によっては学校検診で全員に検査をしたという方もいるでしょう。
左図のようなイラストを見たことがある方も多いのではないでしょうか。 これは石原式の色覚検査という検査です。 丸の中に数字などが記載してありますが、それがどのように見えるかで色覚異常の有無を検出します。 |
色覚の異常とは、どんな状態?
“物を見る”という機能は、視力・視野・色覚の三つに支えられています。視力は細かい物を見分ける力、視野は同時に見渡せる範囲、色覚は色を識別する感覚のことです。
視細胞の機能に異常を来たすと色を識別しにくくなり、それを【色覚異常】と言います。
先天色覚異常と後天色覚異常
先天色覚異常
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後天色覚異常
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原因
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遺伝的なもの | 眼疾患の一つの症状として起きる |
症状
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両眼性だが、異常の程度は変化しない | 異常の程度に左右差があることが多く、原疾患により改善・悪化する |
色覚以外の症状
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正常。ただし1色覚(全色盲)の場合、視力は良くない | 視力や視野に異常があることが多い |
その他
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他人に指摘されたり検査を受けない限り、異常を自覚できない | 色覚に異常が起きたことを自覚できる |
【正常な見え方】
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【色覚障害の見え方】
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当院での色覚検査
*石原式色覚検査
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*パネルD-15
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色覚異常の有無を検出
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色覚異常の程度判断
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色覚異常との付き合い方
今の医学では先天性の色覚異常を治すことはできません。
しかし、色覚異常は色の見え方が違うだけで悪化する心配はありません。
自分の色覚の“くせ”を知っておくことが大切。
間違えやすい色、区別が付きにくい色は人それぞれ異なります。
検査をして自分の色覚の“くせ”を理解することで、誤認しやすい色や状況、注意するべきポイントがわかるようになります。
就職、進学の際に色覚異常が妨げになることがあるので、早めに検査をして把握しておくことが大切です。